アガリクスとはどんなキノコ?

学名をAgaricus blazei Murill アガリクス・ブラゼイ・ムリルというカワリハラタケ科担子菌類のキノコです。原産地はブラジル・サンパウロ郊外のピエダーテ地方の山地で湿度80%昼間の気温35度、夜間20 〜 25度そして定期的にやってくるスコール、このような限られた気象条件のもとでしか自生しない稀少なキノコです。ブラジルでの生産量は、乾燥もので年間10トン。その殆どは現地で消費され、一部はアメリカに輸出され入手がきわめて難しいキノコでした。


栽培が難しいアガリクス

1965年に日本に持ち込まれたとされているアガリクスが、その人気を不動のものにしたのは最近のことです。では、なぜ、現在これほどまでに注目されているアガリクスが広く一般的に知られるまでに30余年の歳月を必要としたのでしょうか?その理由の一つは、人工栽培が非常に難しいキノコだからです。これまではごく少量の国内栽培品とブラジルの露地栽培品が供給されていたにすぎませんでした。また、露地栽培品は天候によって収穫量が大幅に変動するだけでなく別種の菌が混入する恐れがあり原料の純度の点で心配がありました。


大愛のアガリクス

平成4年に、しめじの栽培で培った経験と、バイオテクノロジー技術を駆使することにより日本で初めて大愛は、人工大量施設栽培に成功し、純粋なアガリクス茸を皆様に安定供給できるようになりました。アガリクス茸のパイオニア、(株)大愛は、国内の自社工場内で、ブラジルから持ち帰った優良菌を組織培養で栽培、製品化しています。